CISSP 試験更新に関するFAQ
2024年4月15日に、ISC2はCISSP資格試験を更新します。更新はJTA(Job Task Analysis)に基づいて行われます。JTAは、3年周期でISC2メンバーが最新の資格内容を分析して評価するプロセスです。このプロセスと今後のアップデートの詳細については、以下FAQをご覧ください。
Q:なぜCISSP試験が更新されたのですか?
A:ISC2は、メンバーが持つ資格の適切さを維持する義務があります。これらの強化は、ISC2が資格試験の定期的な更新のために行っている、厳格で体系的なプロセスの結果です。このプロセスにより、試験とその後の継続的な専門教育要件が、組織の情報セキュリティプログラムを主導するための知識、スキル、能力を備えた、今日のサイバーセキュリティ専門家の役割と責任に関連するトピック分野を網羅していることを保証しています。
Q:CISSP試験の内容はどのように変わりますか?
A:ドメイン1:セキュリティとリスクマネジメントの比率は15%から16%に増加しましたが、ドメイン8:ソフトウェア開発セキュリティの比率は11%から10%に減少しました。タスクとサブタスクの詳細な違いは、Exam Outlineに記載されています。
2024年4月15日に、ドメイン比率が以下の通り更新されます。
ドメイン | 従来の比率 | 2024年4月15日からの比率 |
---|---|---|
ドメイン 1 | ||
セキュリティとリスクマネジメント | 15% | 16% |
ドメイン 2 | ||
資産のセキュリティ | 10% | 10% |
ドメイン 3 | ||
セキュリティアーキテクチャとエンジニアリング | 13% | 13% |
ドメイン 4 | ||
通信とネットワークのセキュリティ | 13% | 13% |
ドメイン 5 | ||
アイデンティティとアクセスの管理 | 13% | 13% |
ドメイン 6 | ||
セキュリティの評価とテスト | 12% | 12% |
ドメイン 7 | ||
セキュリティの運用 | 13% | 13% |
ドメイン 8 | ||
ソフトウェア開発セキュリティ | 11% | 10% |
Q:更新版CISSP試験はどの言語で受験できますか?
A: 2024年4月15日から変更となります。
Q:これらの変更はいつから適用されますか?
A:CISSP試験は、受験可能なすべての言語で更新されます。現在、CAT(Computerized Adaptive Testing)形式は英語でのみご利用いただけます。連続出題形式のCISSP試験は、簡体字中国語、ドイツ語、日本語、韓国語、スペイン語で受験できます。
Q:試験の問題数や試験の制限時間は変わりますか?
A:CAT試験の制限時間は最大3時間です。CAT試験の受験者には、最低100項目、最大150項目が表示されます。連続出題形式の試験時間は、225問の採点対象問題に対し、6時間のままとなります。連続出題形式の試験問題数は、従来の250問から225問に変更されます。
Q:現在のドメインに焦点を当てた教材でCISSP試験の勉強してきた場合、追加の勉強をしなくても、新しい試験への受験準備は十分にできていますか?
A:ISC2試験は、勉強だけでは身につかない経験による問題が含まれています。すでにCISSPでカバーされているドメインの業務経験があり、それらのドメインを十分に勉強している方は、変更後の試験にも合格する自信を持てるはずです。ただしISC2は、試験に合格するという保証はできません。
Q:これらの変更を反映したCISSPのトレーニングコースはいつ更新されますか?
A:ISC2 CISSPの公式トレーニングコースは、Exam Outlineの変更を反映して2024年4月15日に更新されます。