ISC2のCISSPおよびCCSP認定資格は、最近、世界的な人材派遣会社であるRobert Half社からさらに高い評価を受けています。同社の「2021年テクノロジー給与ガイド」では、テクノロジー専門家に影響を与えるトレンドとスキル、そして現在最も需要の高いIT資格について調べました。(ISC)²の2つの資格は、CRNの記事で紹介された需要の高い資格トップ15のうちの2つです。
なぜCISSPやCCSPが求められているのでしょう?
COVID-19のパンデミックは、世界的なサイバーセキュリティ人材の不足にさらに明るい光を当てました。業界では人材不足の解消に向けた取り組みが進められていますが、今回のパンデミックでは、重要な業務や戦略的な取り組みをサポートし、クラウドを理解するためのスキルを持った技術者の必要性がより強調されました。Robert Half社のレポートによると、「リモートで働く従業員が増えているため、拡張されたセキュリティ境界線を守り、厳しい規制を遵守するために、ビジネスを支えるセキュリティ専門家が必要とされている」とのことです。
CISSPは、情報セキュリティ市場で最も世界的に認知されている資格であり、2021年に最も価値のあるセキュリティ資格に選ばれるなど、すでに驚くべき称賛を得ています。この調査は、Information Security Careers Network(ISCN)が、LinkedInで9万人以上のサイバーセキュリティ専門家を対象に行ったものです。
CISSP試験で扱われる幅広いトピックは、セキュリティ専門家が熟知すべきスキル、テクニック、ベストプラクティスを含むすべての関連科目の包括的なフレームワークであるCBK®(Common Body of Knowledge)に沿ったものです。
一方、CCSPクラウドセキュリティ認証は、ISC2ポートフォリオの中で最も急速に成長している認証です。CCSPは、ISC2によって確立されたベストプラクティス、ポリシー、手順を使用して、クラウド上のデータ、アプリケーション、インフラストラクチャを設計、管理、安全に保護するための高度な技術的スキルと知識を持っていることを示しています。
専門知識の対価
Robert Half社のレポートによると、CISSPやCCSPを含むこれらの資格を持つ社員の給与は、同様の資格を持たない社員に比べて5~10%高くなります。また、最近のCRNの記事では、2021年のDice Tech Salary Reportによる、米国で最も急成長しているIT職種の給与トップ10を紹介しています。サイバーセキュリティアナリストは、アメリカの職業の中で最も給与の伸びが大きく、2019年から2020年にかけて16.3%増加しました。
Dice社は、セキュリティアナリストの給与が今後10年間で28.5%増加すると予測しています。また、サイバーセキュリティエンジニアは、2020年に平均給与が4.3%上昇しました。セキュリティホールを特定して修正するために熟練した人材が求められていることが、サイバーセキュリティ資格の重要性を示しています。
このデータは、ISC2の給与調査、ベンチマーク調査、およびその他の第三者によるCISSPの給与推定額の調査を補足するものです。
ISC2の情報セキュリティ資格は、卓越したグローバルスタンダードとして認められており、雇用者にとっては、スタッフが必要な専門知識を持ち、脅威や技術に対応できる最新のスキルを身につけているという安心感を与えてくれます。(ISC)²認定資格の詳細については、https://www.isc2.org/Certifications へ。
原文記事: https://blog.isc2.org/isc2_blog/2021/02/survey-says-cissp-and-ccsp-among-the-most-in-demand-it-certifications-of-2021-.html