2021年 (ISC)² Blog 和訳

2021年2月2日

セキュリティアナリストの雇用が2029年までに31%成長

米国労働局によると、サイバーセキュリティの専門家に対する需要は、残りの10年間は堅調に推移すると考えられます。同局の職業展望ハンドブックによると、2019年から2029年までの10年間で、情報セキュリティアナリストの雇用は31%の成長が見込まれています。

予測成長率は全国の雇用増加率平均4%の7倍以上で、IT関連職種の予測成長率11%の約3倍となっています。

情報セキュリティアナリストの成長率が高い理由は、業界の誰もが知るところです。「サイバー攻撃の頻度は増加しており、ハッカーが重要な情報を盗み出したり、コンピュータネットワークに問題を起こすことを防ぐための革新的な解決策を考え出すアナリストが必要とされている。」と労働局は指摘しています。

このことを念頭に置いて、銀行や金融を中心としたあらゆる種類の企業が、増大するセキュリティ上の脅威に対処するために、サイバーセキュリティ能力を強化する必要がある、と同局は述べています。ヘルスケアも、業界が電子カルテの利用を増やしていく中で、セキュリティへの投資が必要になってくるでしょう。「患者のプライバシーの確保と個人情報の保護が重要になってきている。」としています。

米国労働局の統計によると、情報セキュリティアナリストの中心的な報酬は年額99,730ドルと推定されています。この推計では、情報セキュリティアナリストは特にサイバーセキュリティの専門家のうちの131,000人を占めており、2029年までには171,900人に増加すると予想されています。

スキルギャップ

この推計では、サイバーセキュリティ内の特定の役割に焦点を当てていますが、他の多くの職種や、サイバーという肩書きがなくてもセキュリティ業務をサポートする様々な派生的な役割からの貢献も含まれています。何年も前から、サイバーセキュリティ業界は深刻なスキルギャップを経験してきました。(ISC)² は、「2020 Cybersecurity Workforce Study」において、世界的な格差を310万人と推定しており、前年の400万人から減少しています。アメリカでは、現在の格差は約36万人と言われています。

このギャップが小さくなったのは、新規参入とCOVID-19パンデミックの影響で需要が減少し、世界的に景気が悪化したことが影響していると考えられます。

労働局の成長予測は、サイバーセキュリティの専門家に対する切実なニーズを裏付けています。サイバーセキュリティの仕事は、需要に応えるために、着実に成長し続ける必要があることは明らかです。他の分野、あるいはITなどの隣接分野の専門家にとって、サイバーセキュリティへの転職は大きなキャリアアップの可能性を秘めています。このような動きを検討している人は、トレーニングや認定プログラムに目を向けるべきであり、その分野での雇用に関して、より良いポジションを確保することができるでしょう。

原文記事: https://blog.isc2.org/isc2_blog/2021/02/employment-for-security-analysts-to-grow-31-by-2029.html